小島道裕/著京都の名所と市街、人々の姿を描いた洛中洛外図屏風。室町から江戸にかけての長い間、多くの作品が描かれ続けたのには訳があった。将軍御所や武家・公家の屋敷、庶民の風俗、祭礼行事や暴力場面など、屏風絵に込められた膨大な情報から描かせた人々の思いを読み解く。作品の個性と関係を明らかにしながら、人々を魅了した洛中洛外図の世界へと誘う。『作者介紹』小島 道裕(コジマ ミチヒロ)1956年、神奈川県に生まれる。1980年、京都大学文学部史学科卒業。1985年、京都大学大学院博士課程単位取得。現在、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)