かつてアメリカでワークウエアとして生まれたデニムウエアは1950年代にはファッションとして一般化し、デイリーウエアとして根付いた。そんなデニムに新たな価値が生まれたのがヴィンテージ。かつてのデニムに希少価値が生まれ、ファッションの世界でもてはやされるようになると、そんな昔ながらのデニムの風合いを残したまま、現代のファッションシーンに合わせた風合いとスタイルを兼ね備えたデニムが生まれる。それをけん引したのが日本ブランド。糸、染め、織り、縫製、そしてデザインと、すべてにおいて作り込んだ、いわゆる「ジャパンデニム」を発信するディレクター、デザイナーなどにそれぞれのデニムに対する思いを聞いた1冊が完成。