やましたひでこ/著一世を風靡した「断捨離」という片付け術。世界15カ国で翻訳され、流行語大賞にもノミネートされ、言葉自体は広く認知されていますが、その解釈が「モノの片づけ術」で止まっているのは、じつにもったいない。断捨離の醍醐味はそこではありません。「片づいてスッキリ!」は、断捨離パワーの一部にしかすぎないのです。断捨離の基本は、モノを「断」ち、ガラクタを「捨」てれば、執着も「離」れていくということですが、その本質は「出す」ことです。断捨離とは「出す」美学なのです。あなたが抱える悩みは、家にあふれるモノだけではないはず。お金、健康、夫婦、親子、時間、結婚、離婚、家事、終活……。モノの片づけで磨いた断捨離のスキルを使って不要・不快・不適な感情や親から押し付けられた価値観を「出す」ことで、身も心も軽くなり、本当に大切なものだけが手に入るようになります。その結果、「奇跡」と呼べるほどのことが起こり、人生が大きく変わり、ごきげんに生きられるようになるのです。本書は、断捨離について、「言葉は知っているけど内容はよくわからない」という方はもちろん、「モノの片づけ以上のことは知らない」という方も、あらためてモノの手放し方を復習しながら「断捨離」の持つ底知れぬパワーを実感していただけたら幸いです。断捨離の基本を再度確認しつつ、究極の目的である人生のスパイラルアップの方法を紹介する集大成の1冊です。