昭和34年、日本の無名メーカーが出品した1台のカメラが米カメラショーで大反響を巻き起こした。「ゼンザブロニカ」――吉野善三郎が8年の歳月と1億円の私財を投じて完成させたこの6×6判カメラは、独創的なメカニズムで「夢のカメラ」と喧伝された。歴代ブロニカとともにタフな撮影行に挑んできた写真家が、最高の「相棒」の魅力を語る!著者紹介 吉野 信(ヨシノ シン) 1943年生まれ。桑沢デザイン研究所リヴィングデザイン科卒業。日本写真家協会、日本写真協会会員