■時間が経っても変わらない美しさとおいしさ ■仕出しの松花堂から正月のおせちまで 一度に仕込む量の多さ、崩れにくい盛り付け、時間が経っても劣化の少ない味つけなど、弁当に求められる高度な技術を実例から解説。春夏秋冬の季節の松花堂弁当を手始めに、さまざまな形の仕出し弁当と折詰、さらに折詰の究極の姿とともいえるおせちの盛り込み例と作り方を紹介する。盛込みの手順や、弁当に必ず入る代表的な料理の作り方のプロセス写真も収録。『作者介紹』平井 和光(ヒライ ワコウ) 1946年京都府生まれ。「祇園浜作」など京都、大阪の名店で修業後、75年に「森吉」(大阪・船場)料理長、78年の「藤壺」(同・高津神社)料理長に就く。83年に独立し、「京懐石 和光菴」(同・谷町九丁目)を開く。2005年には生玉寺町に移転拡張、2012年に支店「酒楽和創 結心」(同・西天満)を開店結野 安雄(ユイノ ヤスオ)1969年生まれ、辻調理師専門学校卒業後、88年「和光菴」に入る。「神戸ペイシェラトンホテル」(兵庫・神戸)での修業期間を挟み、2001年より和光菴料理長を務める。2010年、常務取締役総料理長に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)