水手服與女學生-百年來一直被愛戴的秘密

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セーラー服=女学生。しかし、これは日本人独特のイメージであるようです。セーラー服とは19世紀中頃のイギリス海軍の水兵服にはじまり、その後、子ども服、女性服としても流行したファッションの一つのスタイルです。本来は着る人の年齢や性別を問わないファッションであるセーラー服が、なぜ、日本においては女学生服として定着し、100年もの間、愛されているのでしょうか?本書ではイラストレーションと服飾資料により、その秘密と魅力に多角的に迫ります。日本初のセーラー制服を探して金城学院(名古屋市)、福岡女学院(福岡市)、平安女学院(京都)をたずねたルポ、制服制定から現在までほとんど変わらない東京のクラシックな制服(東京女学館、雙葉学園、白百合学園、東洋英和女学院)のグラビア写真、ユニークなタイ結びの図解(東洋英和「英和結び」、都立八潮高校「八潮巻き」、都立第五商業「五商結び(仮称)」など、セーラー服好きにはたまらない内容です。また、セーラー服を愛し、描き、研究するトップランナーたち―中村佑介、武内直子、森伸之、江津匡士―が、本展のために語っていただいた語り下ろしインタビューも収録。大人気イラストレーター・中村佑介がセーラー服を描く理由について、『美少女戦士セーラームーン』のセーラー服のモデルとなった制服は?など、作家本人が語る制作秘話が満載です。1980年代に『東京女子高制服図鑑』で一大ブームをまきおこした森伸之氏の、40年におよぶ制服観察の成果も堪能いただけます。(「東京の女子高生・着こなしの変遷」)セーラー服の歴史、セーラー服が日本の女学生服として定着した経緯、そして、今や日本発信の文化として「Sailor-Fuku」が世界の人々の注目を集めている最新事情など、お茶の水女子大学の難波知子氏を迎え、セーラー服を文化史的に分析するまじめな本でもあります。『作者介紹』内田 静枝(ウチダシズエ)弥生美術館学芸員。玉川大学大学院文学研究科修士課程修了。編に『少女時代によろしく』、『水森亜土』、『中原淳一──少女雑誌『ひまわり』の時代』『女學生手帖』など多数。


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