かごも布も大好きな昆布さんのバッグはさりげないけれど、大人の女性が持つと様になる雰囲気がある。何年も直しながら使ってきたかごや小さくても捨てられなかったお気に入りの布、ときには手軽に買えるアジアのかご、お菓子の入っていた箱、和洋のヴィンテージクロスやいただきものの風呂敷まで材料はさまざまに。着物にも不思議と合うバッグたち。『作者介紹』昆布 尚子(コンブ ヒサコ) 京都市生れ。独特の審美眼で選ばれた骨董市の着物地、西洋のアンティークレースやプリント、リボンなどに新しい布も加えて、服やバッグに仕立てる布作家。モダン感覚の作品にファンが多い。最近では古美術商や陶芸家の友人たちとコラボレートした個展、地域再生プロジェクトへの参加など、“新旧の美しき布”を軸にして活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)