旬の野菜を使い、素材のうまみをたっぷり楽しめる“続けられる“おいしい減塩ごはんを味わってみませんか?日本の「国民病」である高血圧。その原因のひとつに塩分のとりすぎがあります。高血圧は、脳卒中や心筋梗塞、寝たきりにもつながる恐れのある疾患です。日本人に脳卒中が多いのは、もともと塩分摂取量が多い日本の食生活が影響しているとも言われています。ただ、食塩は料理のおいしさを左右する大切なもの。単純に塩分を控えめにしただけでは、食の喜びを失うことにもなってしまいます。本書では、約30年前から「県民減塩運動」などに取り組み、長寿No.1を達成した長野県において、減塩食の普及に努めてきた長野県栄養士会の協力のもと、おいしさにこだわった減塩ごはんを春、夏、秋、冬に分けて紹介します。自宅で手軽に「減塩+野菜たっぷり」ごはんを作れるように、献立のベースには長野県栄養士会が考案した野菜たっぷりでおいしさが自慢の学校給食メニューを採用し、こどもにも大人にも喜ばれる「長野式減塩ごはん」ができあがりました。